大葉の栄養素の効能
大葉の栄養素の働き
主な栄養素とその働きです。
カロテン…活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守ります。皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きがあり、あわせて免疫力を高める働きもあります。がんの予防にも効果があるといわれています。
ビタミンB2…脂質の代謝と深く関わっています。目や口、消化器系など体内の粘膜を正常な状態に保つ働きがあります。動脈硬化の原因ともなる過酸化物質を抑える働きがあります。
ビタミンC…コラーゲンは美肌を保つために大切なタンパク質ですが、ビタミンCはこのコラーゲンの生成に欠かせない栄養素です。老化やがんの原因とも言われている活性酸素を自らが酸化される事で身体を酸化から守る働きがあります。白血球の免疫力を高める働きがあります。これにより、風邪やウイルスに対する抵抗力が高まります。副腎皮質ホルモンの生成を促す働きがあり、これにより、精神的なストレスだけではなく、痛みや暑さ寒さといった外的なストレスに耐える力となります。まだ治験段階ではあるようですが、抗癌作用があるという学会での発表もされていますメラニンの生成を抑える働きがあります。鉄分の吸収を助ける働きもあります。
カルシウム…リン酸カルシウムとして骨や歯の元になっています。血液の凝固にも深く関わっています。心臓をはじめとする筋肉の収縮にも大きく関わっています。神経の刺激伝達などに関与し、神経を安定させる働きがあります。
鉄…血液の中で赤血球のヘモグロビンの成分になって酸素の運搬に働きます。 コラーゲンを合成したりするのを助ける働きがあります。健康な血液にして、全身を元気にします。
鉄が良く効くのは、貧血、動悸・息切れがする、めまいがする、疲れやすい時などに効き目があるとされています。
カリウム…ナトリウムとともに細胞の浸透圧を維持調整する働きがあり、生命維持活動の上で欠かせない役割を担っています。また、ナトリウムの排出を促して血圧の上昇を抑える働きもあり、高血圧の予防や、筋肉の収縮をスムーズにする働きもあります。更に腎臓に溜まりやすい老廃物の排泄を促す働きもあるといわれています。
食物繊維(不溶性6.5/100g)…コレステロールの排出や急激な血糖値の上昇を防ぐ働きがあります。満腹感を得やすくし、食べ過ぎによる肥満を予防、改善します。憩室症を予防、改善します。大腸がんを予防します。虫垂炎を予防します。痔疾を予防します。便秘を予防、改善します。静脈瘤など、静脈異常を予防します。 (水溶性0.8/100g)血圧の上昇を防ぎ、高血圧を予防します。コレステロール値を下げ、動脈硬化を予防します。満腹感を得やすく、肥満を予防します。血糖値の急な上昇を防ぎ、糖尿病を予防します。便の水分量とかさをふやし、便秘、痔疾を予防します。
aリノレン酸…アレルギー性疾患を改善し、脳細胞を活性化する一方、動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞・高血圧などの予防に効果があり、体内からの異物に対して体を守る免疫機能の改善および促進にも働きがあると、数々の論文が発表されています。
ロズマリン酸…アレルギー症状を抑える作用です。これはロズマリン酸の抗酸化作用によるものです。また、糖分の消化を妨げる作用もあり、麦芽糖を脂肪のもとでもあるブドウ糖に分解してしまうマルターゼという酵素の働きを抑制することで、取りすぎた糖分をブロックしてくれるという作用もあります。